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VHSのアナログ映像とビデオ編集ボード「STORM MOBILE」

こんにちは、シュンです。
今回はアナログ時代の遺産についてです。

動画編集をされる方の中には今更感もあるとは思いますが、Grass Valleyのビデオ編集ボード「STORM MOBILE」を購入しました。
これまで様々なアナログ製品が生産完了してきました。そして遂に2016年にVHSの生産まで完了し、映像媒体に於けるアナログ時代は終息したといえます。
しかし我が家ではまだまだVHSや8mmでのデータがたくさん残っています。
そんなご家庭もまだまだあると思います。

格安のダビングサービスはただのコピー

インターネットで「VHS DVD」などで検索するとたくさん出てくるダビングサービス。
とても手頃な値段で魅力的ではありますが、それらは大抵ダビングのみのサービスです。
不要部分のカットや場面のつなぎ合わせ、チャプターの追加や思いのままのメニュー作成などの編集サービスは通常なく、あるところでは別料金が当然発生します。そしてそうなると料金も格段に上がります。
また、データを取り込む時、どのような機材でどのような設定で取り込むのかわかりませんし、画質、音質面の品質によって優先度の選択や個別調整なども出来ません。

自力で品質・柔軟性重視で作ることは困難

一昔はダビングが出来る、というだけで周りの方からお願いされる時代でした。
そしてこれまで幾度もダビングの依頼を頂きお引き受けさせていただきました。
受けるからには自分の出来る限り、品質を保持した良い物を作っていきたいという想いがあります。
その結果、なかなか満足の行く物を作ることが出来ず、このような状態で納品することに抵抗があり、あまり受けなくなりました。

「STORM MOBILE」を導入した動機

あまり引き受けなくなった頃、久しぶりにお声がけを頂く機会がありました。
そろそろこの問題に対して自分の満足の行く結果を探し、出来る限界値を探したいと思い、引き受けることにしました。
今の時代、アナログデータの取込にはこんなに古く高価なものを導入するのもどうかと思いましたが、巷で見かけるキャプチャーボードなどはやはり満足には程遠いものばかりでしたので今回導入に踏み切ることになりました。

これまでのキャプチャーボード

これまで幾つもの方法でDVD・Blu-rayへの記録を試みたのですがどれもなかなか満足出来ない品質でした。
私の求める条件は次のとおりです。
取込はS端子入力、書き出しはDVD・Blu-rayに両対応、動画編集ソフト「EDIUS」への引き継ぎ、カットやフェードイン/アウト程度の編集作業、メニュー作成の充実性、品質維持でした。

IO-DATA製のUSB接続ビデオキャプチャー「GV-USB2/HQ」
こちらはUSBでの接続、専用ソフトでの取込になります。
エンコーディングはソフトウェアになり、PCに負荷がかかりますが、昨今のPCスペックなら問題ないと思います。
手順や設定が簡単で一般家庭向きとしてヒットしている商品です。
しかし、細かな設定ができず画質音質のビットレートやコーデックの選択が出来ません。

SKNET製のH.264ハードウェア リアルタイムエンコーダ「MONSTER HD264」
こちらもUSBでの接続、専用ソフトでの取込になります。
エンコーディングはハードウェアになり、PCの負荷はかかりません。
こちらはパソコンとの相性が少々悪く、認識さっせるのに時間がかかりました。
しかし格段に細かな設定ができるようになり長く使いました。
プロファイルやレベルの設定など細かく出来て概ね満足していました。
しかしソフトの脆弱性や設定が痒いところに手が届いていないといった感じでした。
動画形式はMP4とTSの選択が出来ますが編集ソフトの「EDIUS」ではTSをサポートしていません。

SHARP製のVHS/HDD/Blu-ray一体型レコーダー、AQUOSブルーレイ「BD-HDV22」
一体型機器でアウトプットされたデータならどうだろうと試しました。
画質はとても良くなりこれで決まり!と思ったのですが、自動で決まってしまうCBR/VBRの設定や音声ビットレートの設定やメニュー作成の自由度制限など拘ることは出来ません。
また、書出しの際、DVDにする場合とBlu-rayにする場合とでは制作手順が変わってしまう手間などもありました。

再生機器の品質とインターフェイスの重要性

これまでの悩みに共通した点は、取込みを行なう段階で使用する機材の重要性ということにたどり着きました。
そして先に上げたようにキャプチャーボードによる違いを検証していた時、再生機の状態・品質がかなり大きく関わっていたことを知ることになりました。
これまでLGのVHS/DVD一体型プレーヤー「LDR-V20」を使ってきましたが、AQUOSブルーレイ「BD-HDV22」に変えた途端、画質はアップしました。同じS端子出力でもこんなに差が出る事に驚きを隠せませんでした。更にさらに、「BD-HDV22」ではHDMIアップコンバート出力に対応しており、これも肉眼ではっきり分かる程の違いが出ました。

当たり前ですが、再生機が古く劣化していて、トラッキング調整などメンテナンスもされていないような物では画質が落ちるのは当然です。

再生機器も決まり、残ったインターフェイスは、昔から気になってはいたものの知識不足と価格的なハードルが高くなかなか手が出せず横目でスルーしていた今回の機材「STORM MOBILE」を導入する事になったというわけです。
何せこれは高いんですよ!用途別に3種類あります。
デスクトップ内蔵タイプ(STORM-M-BAYJ3):98,000円+税
デスクトップ外付タイプ(STORM-M-PJ3):108,000+税
ノートPC外付タイプ(STORM-M-XJ3):108,000+税

私はパソコンをクリエイティブルームの外側に設置しているので、デスクトップ外付けタイプを購入しました。

セッティング

この「STORM MOBILE」にはHDMI入出力も付いています。しかしこのHDMI入力端子は通常HDCPにより表示・入力ができません。
もともと「S端子入力を行うことができれば良し」と考えていましたが、もしこのHDMI入力を使うことができれば…と考えました。
そして再生専用機として使っているSHARP製のVHS/HDD/Blu-ray一体型レコーダー、AQUOSブルーレイ「BD-HDV22」もHDMIアップコンバート出力に対応しています。
映像安定機として使用していたKanaaN製のHDMIスプリッターを経由させて取り込むことで見事成功しました。


再生機の中でHD画質にアップコンバートされたSD動画はHD動画として「EDIUS」に取り込むことが出来、最も鮮明な映像を見ることが実現しました。

取込の設定はまた後日修正か新しい記事として更新していこうと思っています。

制作工程と使用ソフトについて

取り込んだあとのデータはGrass Valleyの「EDIUS Pro8」で細かく編集し、メニューはPegasysの「TMPGEnc Authoring Works 6」で作成、これらのソフトの橋渡しとしてのプラグインに「TMPGEnc Movie Plug-in MPEG-2 for EDIUS」を使用しています。
作成方法も編集ソフトの変更以外は沢山試しましたが、この方法が一番満足に近い品質になってくれます。

今回も最後までご覧いただきましてありがとうございました。





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